夏に振り子時計が遅れるのはなぜ？ | ブログ | 岡山市南区の塾なら楽しい授業で学力を伸ばす加藤学習塾 | 基礎から指導

みなさん、こんにちは。

みなさんのおうちには"振り子時計"はありますか？

アナログ時計の中でも、下に振り子がついてゆらゆら揺れている振り子時計。自分の身長より大きいサイズの物から、手のひらに乗るくらいの小さなものまであります。私の実家にもあります。

さて、この振り子時計の振り子は滅多に止まることなく1年じゅう揺れています。時計には当然電池が必要ですが、振り子は主に自分自身の重力によって揺れ続けているのです。

振り子時計はよく、夏になると遅れることがあります。その理由はとても科学的なものです。

多くの振り子は金属製で、金属は温度が上がると体積が変わり大きくなります。振り子の周期が変わるのは、振り子の長さが変化したときだけでしたね。気温の高い夏は金属の膨張により振り子が長くなり、時計の針の進むペースが若干遅くなるのです。

夏に振り子時計が遅れるようになっても、クーラーの効いた涼しい部屋だと正常な速さで動くことでしょう。決して壊れたわけではないのですね。

振り子時計が本当に壊れてしまったら、いったん修理に出して大切に扱いましょう。