何と書いてある?ヴォイニッチ手稿
みなさん、こんにちは。
世界では、各地で大昔に書かれた書物が発見されています。中には、現在でも解読が出来ていない言語で書かれたものもあります。
みなさんは、"ヴォイニッチ手稿"をご存じでしょうか。
1912年にイタリアで発見された書物で、"ロマンス祖語"というかつて地中海周辺で使われていたと考えられる言語で書かれています。
ロマンス祖語で書かれた書物はこの文書以外に発見されておらず、世界中の学者が手稿の解読に挑戦しましたが成功しませんでした。
この手稿は文章だけでなく絵もたくさん描かれており、絵を見た感じではハーブを利用した治療法など、医学療法について書かれているものだとは想像できます。医学と言っても解剖学のようなものではなく、あくまで"健康療法"について書かれているようです。
発見から100年以上たった今、解読に成功したという声も各国からあがるようになりました。中でもイギリス・ブリストル大学の言語学者ジェラルド・チェシャー教授がついにこの手稿の解読に成功し、手稿はアラゴン王国の王妃マリア・デ・カスティーリャのために、ドミニカ修道女が編纂した参考書だと発表されました。
たしかに、言われると挿絵から女性向けのような内容だなと思えてきます。教授は、言語ルールを理解し文章の内容についても解読したようです。
謎が解き明かされるとすっきりしますが、"解き明かされていない謎"にしかない魅力もありますよね。世界にはまだまだ謎がたくさんありますが、解読されてほしいようなほしくないような複雑な気持ちです。
みなさんもぜひ、ヴォイニッチ手稿の原文をみてみてください。
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