うるう秒
みなさん、こんにちは。
みなさんは、"うるう年"をご存じでしょうか。
古代バビロニアから使用されていた"太陽暦"ではうるう年は存在せず、1年は365日と定められていました。ところが、その後の観測の結果、1年は正確には365.25日であることが分かったのです。
毎年、1年を"365日+6時間(0.25日)"とするわけにはいきません。そこで、0.25日を4倍するとちょうど1日分の時間になることから、4年に1度、1年が366日となる年(うるう年)を設ける"ユリウス暦"が導入されました。
うるう年以外の年は1年が365日、2月は28日までですが、うるう年は
2月が29日まで存在することになります。
さて、うるう年はこの通りですが、みなさん"うるう秒"はご存じでしょうか?
言葉はよく似ていますが、うるう年とうるう秒は違います。
"地球は地軸をもとに回転"(自転)しており、地球が1回転するまでの時間が"1日"と考えてほぼ間違いありません。しかし、こちらも原子時計で計ったものと比べると、ずれが生じることが分かりました。地球の自転は一定ではなく、時期によって遅い時と速いときがあるのです。
とは言っても、この原子時計とのずれは、1日に換算してなんと約2ミリ秒(1ミリ秒は1秒の1000分の1)ととてつもなくわずかな差で、この状態が1年半続いてもやっと"1秒"のずれになります。
誰にも支障が出ないのでは?というようなずれですが、世界標準時や各国の標準時では、既定の時刻に1秒追加したり減らしたりしてきちんとこのずれが調整されています。これが"うるう秒"です。
今まで私たちの知らない間に行われていた"うるう秒調整"ですが、逆にこのうるう秒によって不都合が発生することもあり、2035年までに廃止されることが決まりました。
こんなわずかな差でも調整されているんだと思った矢先、そんな差だから廃止されても支障はないのね…という感じでしょうか。
もうしばらくは、知らない間にいつか”59分58秒”の次の瞬間が"0分0秒"にされているかもしれません…。