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炎色反応 2

query_builder 2023/09/15
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みなさん、こんにちは。

先日、代表的な炎色反応を紹介しましたが、炎色反応を示す物質はほかにもあります。

ほかに、ルビジウムは暗赤色、セシウムは青紫色、インジウムは藍色を示します。銅以外にも、ホウ素も緑色、タリウムが淡緑色を示したりします。

単体ではそれぞれ特有の色を示しますが、燃焼中に化合物が発生することも多く、SrOH(水酸化ストロンチウム)はピンク色、CuO(酸化銅)は淡赤色に発光します。

夏祭りなどで観られるきれいな花火の色は、さまざまな種類の金属の発光によってつくられるのです。

ところで、最近のトンネルの中は白く光るランプがついていることも多いですが、昔からあるトンネルはオレンジ色に光るランプがついていますね。

あのオレンジ色のランプには、炎色反応で黄色を呈すナトリウムが使われています。これには理由があって、昔は車の排気ガスなどでトンネル内の視界が悪くなることがあったため、見やすいように暖色系のナトリウムランプが使われたのです。

今では排煙規制がかかり、トンネル内に煙が充満することもなくなりました。

トンネルの中を通るとき、あたりが黄色に見える光景が印象的ですが、ちゃんと理由があったのですね。

時代が変わってトンネルのナトリウムランプの必要性が薄れるのは寂しいですが、実はナトリウムランプには虫を引き寄せにくいという性質もあるため、他の場でもまだまだ活躍してほしいですね。

みなさんは、あの淡いオレンジ色の光が好きですか、それとも白い光が好きですか。

 

 

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